複合加工機は、近年急速に販売台数が増加しており、NC旋盤やマシニングセンタに匹敵する規模の製造・販売がきたいされます。しかし、インターフェース(機械主軸とツールホルダの締結部)は、公共の規格シャンクが殆ど採用されていませんでした。そこで、より良い(よりオープンな)複合加工機用インターフェース規格の制定を目指し、2001年1月に「複合加工機用インターフェース検討委員会」(Interface Commitee for Turning Mill 以後 ICTM と称す)を国内有力切削工具メーカとツールホルダメーカにより発足いたしました(2004年10月現在加盟17社)。その結果、2002年10月に、「ISO12164-1:2001 HSK規格シャンク」を複合加工機の旋削加工精度向上を目的としてアレンジした、ICTM-HSK規格を発表するに至りました。この規格は、HSK-Aタイプと互換性があるので、複合加工機とマシニングセンタで工具を共用することが出来ます。私共は、ICTM-HSK規格を、複合加工機の主軸の選択肢のひとつに加えて頂く為に日々活動を展開しております。